慰謝料の減額に成功した上、妻に知られずに解決したPさんの事例

慰謝料を減額した事例

慰謝料を減額した事例

慰謝料の減額に成功した上、妻に知られずに解決したPさんの事例

ご相談者Pさん

当事者:慰謝料を請求された
性別:男性
職業:会社員

相手職業:会社員
慰謝料額:75万円(425万円の減額)
解決方法:裁判

解決事例2-001

※案件や依頼者様の特定ができないように内容を編集しております。

状況

Pさんは、出会い系アプリで既婚女性と出会い不倫関係となりました。

その後、不倫の事実を知った女性の夫が弁護士に依頼した上、Pさんに対して慰謝料として500万円を請求してきました。

Pさんは、自身も既婚者であったことから、「妻に不倫の事実を知られずに解決したい。」、「そして、その上で慰謝料の金額をできる限り減額したい。」と考え、弁護士に慰謝料の減額交渉等をご依頼されました。

弁護士の活動

交渉の初期段階で、相手方夫婦が、Pさんと女性の不倫を原因として、お互いに弁護士に依頼した上で離婚調停を行っていることが判明しました。

そこで、弁護士は、相手の男性に対し、相手方夫婦が離婚することを前提に、「解決金として100万円を支払う。」との内容での和解を提案しました。

これに対し、相手の男性は、上記提案を拒絶した上で裁判を起こしてきました。

裁判の中で、弁護士は、不倫相手の女性に対する訴訟告知の申立てという手続を行いました。

その結果、不倫相手の女性も訴訟に参加してくることとなり、最終的には、「Pさんが75万円を、不貞相手の女性が100万円を、相手の男性に支払う。」との内容で三者間で和解することが出来ました。

また、弁護士は、Pさんからの依頼を受けた後すぐに、相手方の弁護士に連絡をして、Pさんの家に相手方弁護士からの書類が届かないようにする等の手配をしていました。

これにより、Pさんは、最後まで自身の妻には不倫の事実を知られることなく、不倫問題を解決することができました。

ポイント

裁判になった場合、不倫慰謝料の金額は、婚姻期間の長さ、不倫期間の長さ、不倫により離婚するに至ったか等を考慮して判断されますが、どのような主張を行うかによって結論が変わる可能性があります。

本件の場合、
①不倫相手の女性に対し訴訟告知という手続きを取ったことで女性を訴訟に参加させ、女性とその元夫との三者間での合意ができたこと
②Pさんよりも不倫相手の女性の方が責任が重いとの主張が認められたこと

がポイントとなり、相手方が離婚調停中という状況にもかかわらず、75万円という金額で和解することが出来ました。

また、初期段階に弁護士が介入し、その後の交渉や裁判対応を全て弁護士が行うことができたことで、Pさんの配偶者に不倫の事実がバレることなく解決することが可能となりました。


※掲載中の解決事例は、当事務所で御依頼をお受けした事例及び当事務所に所属する弁護士が過去に取り扱った事例となります。